こんにちは。タニです。
今回の記事は「ギアシステム」についてご紹介していきたいと思います。
今、ネットでも注目されていますが、ユーザーの資金が一夜にして溶けてしまいました。
事件の概要とMAM選びの対策を書いて書いて行こうと思います。
ギアシステムの全損事件
ギアシステムが2021年11月5日に突如おかしな挙動を初めてユーザーの資金を溶かしました。
下のグラフを見てわかるように1年間は成績は順調でしたが、突如として真っ逆さまに落ちています。
ハイレバの取引でロットがとんでもない事になっているのがわかります。
https://twitter.com/BRL6bShX5hYrEN7/status/1456652568982016005?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1456652568982016005%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Ffx-guide1.com%2Foffer%2Fgear-system-broken.html
こちらは、自動売買なのでMT4のアプリから取引の内容が確認出来たので、自分のお金が減っていくのを見てしまったら血の気が引くどころではありません。
被害総額は数十億とも言われています。
1年がかりで完全に信用を得てからの、今回の挙動であったため計画犯であった可能性は非常に高いです。
「ギアシステム」とは一体どんなシステムだった?
ギアシステムの概要は以下となります。
紹介ページでは、自動売買(EA)として募集していたようです。
・ロジック:トレンドフォロー型。1分足・5分足をメインとしたスキャルピング。ナンピンは行わず、損切りは行う。
・取引通貨:ポンド円・ユーロドル・ニュージーランド円・ゴールド
・ロット数:10万円→0.01lot、100万円→0.1lot
・平均月利:12%(マイナス月が出る可能性もある)
・推奨運用額:特に無いが20~50万円の運用が多い
・証券会社:トレーディングフォレックスアジア
・参加人数:1000人以上
・値段: ※期間限定無料(通常198.000円)
※利益の30%が手数料として必要。
こちらを見る限り悪くは無いかな?といった感じで参加人数が多いことからも信用できたのではないでしょうか。
ただ、このシステムを紹介していた方でも「証券会社」が怪しいということは多数確認できました。
ギアシステムが駄目だった理由は?
①そもそもギアシステムは自動売買ツールではない!?
まず初めに、ギアシステムは自動売買ツールではありません。
案内ページで自動売買ツールと記載しているのは、FX市場をよくわかっていない初心者をターゲットにして、手っ取り早く集客するためと推測できます。
実際は、MAM(マム)と呼ばれる運用代行サービスを言い換えています。
MAMとは「Multi Account Manager」の略で、資金を自分の口座に入金してプロのトレーダーやファンドの売買指示だけを反映させる運用方法となります。
運用代行サービスには、MAM(マム)とPAMM(パム)という仕組みが存在するのですが、スマホで取引が確認できるとありますので、案内どおりならMAM運用トレードになるはずです。
MAM(マム)やPAMM(パム)とよばれる運用代行サービス自体が悪いといっているわけではありません。
「信頼のある証券会社」で「A-book」という方式ならシステムに問題はありません。
逆に「信頼できない証券会社」かつ「B-book」という組み合わせなら超危険!!
なぜ自動売買ツールではなく、MAM運用トレードだとわかるのかと言うと、 ギアシステムの設定動画内で証券会社の登録の際に、 「I Accept A POA Agreement」
という項目があるからです。
※動画設定の口座開設の画像
POA(Power of Attorney)とは「委任状」を意味します。
通常、MAMやPAMMの運用代行サービスに参加する時の「委任事項」の確認項目になります。
解説動画の中では「以上のような画面が出るのでチェックを2つ付けて下さい」と詳細の説明もなく、さらりと案内されています。
ユーザーには自動売買(EA)だと思わせておいて、しれっとMAMの契約をしているので、恐ろしいです。
② 指定のFX証券会社が怪しい
ギアシステムの登録で指定しているFX証券会社が怪しいです。
指定しているのはTrading Forex という証券会社の口座となっていました。
怪しい・・・ 完全にアフィリエイト目的な匂いもしますし、 ネットで検索してもほとんど情報がでてきません。
公式ホームページ(https://www.trading-forex.asia/ja/)らしき 情報にアクセスしてみると、以下の紹介文があります。
中段に「業界で最も評判が高く」「受賞歴があり」「人気の高い」と記載がありますが、
更に「ギアシステム GearSystem」のマニュアルで案内される口座開設ページにアクセスすると、URLバーに「保護されていない通信」と出るのです。
暗号化された「https://~」で始まる、SSL化が当たり前になっていますが、まさか、個人情報を入力するFX証券会社の口座開設サイトが暗号化されていないというのは、あり得ない事態です。
ギアシステムより安心して運用出来るMAMを選ぼう!
まず第一に自分の資金を入金するので、安心出来るA-BOOKを採用している証券会社を利用しているMAMを選びましょう。
A-BOOKは取引時の手数料を証券会社の利益としているので、投資家には長く取引してもらう方が良いので、投資家とはWIN-WINの関係となります。
そんな、A-BOOKを採用しているMAMが「ZOOシステム」と「サバンナシステム」です。
ユーザー専用のコミュニティがあり、一人で心細くなることもありません。
また、運営の存在も個人的には安心ポイントとなっていて、運営にとって不利益な事も削除しませんが、個人の方が不利益を被るようなコメントは削除しているので、安心できる運営です。
利用者も安心出来ているシステムだというのが伝わると思います。
詳細は以下にまとめてあるので、是非読んでみてください。
①「ZOOシステム」
こちらは、プロのトレーダーに資金を運用してもらうシステムです。
スマホ1台で参加可能ですので、是非以下の記事をチェックしてみてください。
②「サバンナシステム」
ZOOシステム同様、プロのトレーダーに資金を運用してもらうシステムです。
ZOOシステムより、ハイリスク・ハイリターンを希望の方向けです。